おしゃれな白い家を建てよう|メリット・デメリットも

 

マイホームを建てる際、明確な理想がある方もいれば漠然としたイメージしかできていない方、そこまで理想はないという方などさまざまだと思います。

 

外壁の色や家の中の内装の色は、なんとなく「こんな色にしたい」と想像しやすいかもしれません。今回は人気の「白い家」についてその特徴とメリット・デメリット、実際の建築事例をご紹介していきます。

 

◼ 白い家とは

外壁の色を選ぶ際、白や黒、グレー、ベージュといった落ち着いた色を選ぶことが多いと思います。中でも白い家は人気の色の一つであり、時代に関係なくよく選ばれる代表的な色です。一言で白い家と言っても、外観が白い家と内装が白い家に分けられるので、それぞれの特徴をご紹介します。

 

・外観が白い家

「白い家」と聞くと外壁が白い家を想像する方も多いかもしれません。白い外壁の色は多いようで、案外そこまでの割合を占めていないため印象的に感じることもあるはず。シンプルでありながら、どのようなテイストの家にも合いやすいのが特徴。

 

暖色系の淡い色と組み合わせたり、ピンク系のレンガと組み合わせたりすると可愛らしい印象に、黒などの濃い色と組み合わせるとモノトーンのスタイリッシュな印象に、木目と組み合わせるとナチュラルな印象になります。

 

また白といってもさまざまな種類の白があり、色味や明るさが異なります。例えば、雪のように真っ白な色はスノーホワイト、真っ白よりも少し色味のある白はオフホワイト、グレーが入った色はパールホワイト、黄みが入った色はアイボリー。好きなテイストに合わせて白の色味を決めると良いでしょう。

 

・内装が白い家

白は膨張色なので、内装に用いると部屋の中を広く見せることができます。壁や床全体を白にすると明るく清潔感のある印象に、黒と組み合わせることでスタイリッシュな印象に、木目と組み合わせるとナチュラルな印象になります。壁や床を白にすると、どんな家具にも合わせやすく、部屋の統一感を出してくれるのが嬉しいですよね。

 

◼ 白い家のメリット

外観や内装を白にすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。家の印象を決める色選びは必ずしもメリット・デメリットだけで決めることではありませんが、決断の際の参考にしてみてください。

 

・シンプルで清潔感のある印象に

白はシンプルで清潔感のある色なので、外観や内装に用いることでシンプル且つ清潔感のある印象の家にすることができます。外壁の色は家を外から見たときの第一印象を決める大きな要素なので、理想に近い外観にしたいですよね。しかし白は汚れが目立ちやすい色でもあるので、定期的にメンテナンスをしてきれいな外壁を保つようにしましょう。

 

内装は、床が白だと髪の毛などのゴミが落ちているのが目立ちやすい色です。こまめに掃除をしないと清潔感がなくなってしまうことも頭に入れておきましょう。

 

・夏場に熱の吸収を防ぐ

夏に黒の服を着ていると暑さを感じやすいと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、外壁も黒にすると熱を吸収しやすくなってしまいます。逆に白は光を反射するため、夏場に熱の吸収を防げるのがメリットの一つ。

 

黒で塗装した外壁が60〜80度になることもあるのに対し、白の外壁は40度前後。外壁の温度は家の中の温度の上昇に関わってくる場合もあるため、暑さが気になる方にとっては大きなメリットだといえるでしょう。

 

・夜でも目立ちやすい

白い家は、暗い夜でも比較的目立ちやすいこともメリットとしてあげられます。夜道を歩くときに黒の服を選ぶと車から見えないと言われることもありますが、同じように家の外壁も黒だと目立ちにくいものです。

 

白い家は光を反射するため、街灯の光を反射して家の存在が目立ちやすくなります。目立つことで防犯効果にもつながるため、安心して暮らすことができます。

 

◼ 白い家のデメリット

白い家を選ぶことにはたくさんのメリットがあることが分かりました。デメリットとしてはどのようなことがあげられるのでしょうか。

 

・汚れが目立ちやすい

白い家のデメリットは、汚れが目立ちやすい点。外壁に付着しやすい泥汚れや排気ガスによる汚れ、ホコリ、コケなどが白い壁に付着すると目立ってしまいます。

 

外壁を白にすると新築時がきれいなだけに、汚れてしまったときとの差が際立ってしまうもの。年数が経つにつれて外壁は劣化してしまうため、定期的なメンテナンスできれいな状態を保つようにしましょう。

 

また内装に白を選ぶ場合も、髪の毛などのゴミ、黒ずみ汚れなどが同じように目立ちやすくなってしまいます。生活する上で全く汚さずに過ごすのは難しいので、こまめな掃除が必要です。

 

・日中に眩しく感じる

外壁が白だと、反射率が高いため日中に眩しく感じることも。外壁材の種類や塗料によっても変わってきますが、隣の家との距離が近い場合は反射光が入って迷惑をかけてしまう可能性もあります。設計する段階から光の入り方まで考えておくようにしましょう。

 

◼ おしゃれな白い家の建築事例

ホームスタイリングでは、おしゃれな白い家の建築事例があります。実際に施工した事例をご紹介するので参考にしてみてください。

 

・BOX House

外観がキューブ型で白一色のこちらの事例。余計なものを削ぎ落としたビルトインガレージで、ご夫婦の憧れだったシンプルなキューブ型の外観に仕上げています。

家の中も白を基調としており、シンプルながら機能的。リビングでは黒やオレンジといった濃い色が差し色になっており、スタイリッシュでメリハリのある空間になっています。

デザイン性や設計力の高さに惹かれたとのことでご依頼をいただきましたが、造作洗面や間接照明、コンセントの位置など細かい部分までご提案いただけたとのお声をいただきました。

実際の施工事例はこちら

・www.〜souの家〜

キューブ型の形に白と木目の相性が抜群の外観。「この通りで一番かっこいい家を建てたい」という施主様の声からおしゃれな家に仕上げることができました。

家の中も白と木目を基調としており、ナチュラルな印象。

無垢材フローリングや緑のラグマットによってカフェのような内装になっています。

玄関はドアの上部と足元に採光窓を設計することで明るい玄関を実現。

実際の施工事例はこちら

 

・Cocoon

土地に合わせて建物の形状を決めましたが、白の外壁と組み合わせることでコクーン型のおしゃれな外観に。シャッターの内部はビルトインガレージになっています。

リビングからは中庭とその奥のビルトインガレージを眺めることができます。全ての部屋が中庭に面しているので、カーテンがなくても安心して暮らすことができます。

キッチンは家具との相性を考えて、ブラックチェリーとブラックを選日ました。鉄骨の階段が空間のつながりを感じさせてくれます。

実際の施工事例はこちら

 

◼  まとめ

白い家にはおしゃれなイメージがありますが、実は良いところだけではなくデメリットもあります。外壁に白を使うと明るく清潔感のある印象になりますが、汚れが目立ちやすいため定期的なメンテナンスが必要です。白を選ぶことできれいを維持する意識が高まるというのはメリットともいえるかもしれません。

 

ホームスタイリングでは白い家を実際に建てた事例がたくさんあります。事例も参考にしながら、白い家にするかどうかを検討してみましょう。横浜や湘南で注文住宅をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。