家づくりで安い土地は選んでも良い?土地が安い理由とは?

 

家づくりには土地代と建物代かかるため、できるだけ費用を抑えたいと思っている方も多いかもしれません。建物にこだわりたい方は土地代を抑えたいと思うかもしれませんが、あまりに安いと不安に感じますよね。

 

そこで土地が安い理由とはなんなのか、また家づくりで安い土地は選んでも良いのか、といったことをご紹介していきます。

 

◼ 土地が安い理由

「傾斜地に建つ家」

 

土地の価格は地域やエリアによってだいたいの相場が決まっています。相場より安い土地と出会うとお得に感じることもあるかもしれませんが、相場よりも安い土地には価格を下げなければならない理由があるということ。

 

その理由はさまざまなので、土地が安い理由で考えられるものをご紹介していきます。

 

・変形地

計画的に区画整備された土地は長方形の土地が並んでいます。新しい住宅街ができる前の整備された土地を見たことがある方も多いかもしれません。家づくりにおける土地は長方形や正方形の方が間取りを決めやすく、変形地ほど建物が建てにくいもの。

 

そのため変形地は計画的に区画整備された長方形や正方形の土地と比べて、土地代が安く設定されることがあります。変形地とは、細長い土地や三角形の土地、旗竿地など。

 

安いからという理由だけで変形地を購入すると、生活が不便だったり居住スペースが足りなくなったりする可能性もあります。ホームスタイリングは変形地での設計実績も多数ありますので、お気軽にご相談ください。

 

・傾斜地

傾斜地とは傾きのある土地のことで、変形地の一つとしてみなされることもあります。傾斜地の中でも30度以上の傾きがあると急傾斜地と呼ばれます。傾斜地の中には、自然に法面ができている土地もあれば、切土や盛土で宅地造成された土地もあります。

 

土地に傾きがあると家をまっすぐに建てること自体が難しいため、技術が必要な工程が増えてしまいます。土地の面積に対して家を建てられる有効面積が狭くなることもあるため、設計の技術次第だといえます。傾斜地の高さがある部分を活かすと、開放感があったり見晴らしの良い家にしたりすることもできます。

 

・道路負担

道路負担のある土地とは、土地の一部を道路として使用しなければならず、購入した土地のうち利用可能な面積が制限されるような土地のことをいいます。道路負担は狭い道路に面している土地において発生することが多く、間口が広かったとしても制限が生まれてしまいます。

 

・道路より低い土地

道路負担のある土地のように、道路との関係によって土地の価格が左右されることはよくあります。道路よりも高い位置にある土地は、外の視線が届きにくいことや水害のリスクが低いことから人気が高いですが、道路よりも低い土地は逆の理由から人気が低いといわれています。

 

外からの視線が気になる方や水害のリスクが心配な方には向いていませんが、設計次第でデメリットを解消することもできるため、お得に感じられる方もいるかもしれません。

 

・再建築不可物件

土地を探していると、更地の状態の土地はもちろん、家が残っている状態で土地が売られていることもありますよね。安い土地の中には「再建築不可物件」となっている土地も存在します。再建築不可物件とは、家を解体して更地にしてしまうと、その後新しい家を建てることができない土地のこと。

 

元の家が違法に建築されていた場合に再建築不可物件とみなされることがあります。家を建てる際には4m以上の道路に2m以上接していないといけないという決まりがありますが、厳格に法律が作動していなかった時代に基準を満たしていない家が建てられていたことも。

そういった土地では建物を一度壊すと新しく建てることができないというわけです。

 

・土地の所有者の都合

土地が安い理由として、土地の問題ではなく所有者の都合ということも考えられます。例えば相続で期限内に売却しなければいけない土地や、会社の決算期までに売却しないといけない土地、など売却時期に制限がある場合に相場より安く売りに出されているケースもあります。

 

この場合は土地に何か問題があるというわけではないため、こういった理由から土地が安くなっている場合はラッキーだといえます。

 

◼ 安い土地は選んでも良い?

「坂道に建つ家」

 

土地が安い理由についてご紹介してきましたが、土地によって安い理由はさまざまだということが分かりました。理由を踏まえた上で、安い土地は家づくりにおいて選んでも良いといえるのでしょうか?

 

・安い土地にはそれなりの理由がある

土地が安い理由として、変形地や傾斜地であることなど土地の形状に関する問題、道路との関係性、そもそも家を建てることができない土地、所有者の都合などがあることが分かりました。理由によって、安い土地を選んでも良いかどうかの判断が変わってくるため、参考にしてみてください。

 

変形地や傾斜地など土地の形状に関する問題は、家の形にこだわりがなく「形状だけが安い理由ならば」と思う方は選んでも良いかもしれません。道路との関係においては、土地そのものが安かったとしても家を建てられる面積に制限があることも多いため、本当にお得かどうかを見極めた上で選ぶようにしましょう。

 

所有者の都合で安くなっている場合は、土地に問題があるわけではなければ選ぶことに全く問題ありません。しかしこういった土地はなかなか出会えるわけではないため、業者とのつながりを持っていたりアンテナを張っていたりすることが大切です。

 

・土地の形や傾斜は設計で補える

安い土地にはそれなりの理由がありますが、変形地や傾斜地など土地の形状に関する問題は設計で補えることがあります。むしろ変形地や傾斜地といった変わった土地の形状を活かすことで、個性を出したり効果的な間取りにしたりすることもできます。

 

ただし設計の技術が必要なことなので、業者選びが重要になってきます。変形地や傾斜地で家を建てようと思っている方は、これまでに変形地や傾斜地での施工実績がある業者を選ぶようにしましょう。

 

◼ 土地代を抑えたい場合は設計力のある業者に依頼しよう

「茅ヶ崎サーファーズハウス」

 

安い土地の理由が分かりましたが、土地代を抑えるために変形地や傾斜地を選ぶ場合、設計力のある業者に依頼するのがおすすめ。

 

また土地選びの際には不動産業者だけではなく、設計事務所と一緒に土地を探すこともできます。これから家づくりをするという前提のもとで土地を探せるのが、設計事務所で土地探しを行うメリットだといえます。

 

◼  まとめ

「ガレージハウスResortModern」

 

家づくりでは土地代と建物代がかかるため、できるだけ費用を抑えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。土地代を抑えようと土地を探していると、安い土地に出会うこともあるかもしれません。土地が安いことにはさまざまな理由が考えられるため、どれに当てはまるのかを考えた上で選ぶようにしましょう。

 

変形地や傾斜地は土地代が安い一方で設計が難しいため人気が高い土地だとはいえません。しかし設計力次第で、土地の形を活かした魅力的な家を建てることができます。変形地や傾斜地で家を建てるためには高い設計力が必要なので、変形地での施工実績が豊富なホームスタイリングにお任せください。横浜や湘南で土地選びでお悩みの方、家づくりをご検討の方も、ぜひホームスタイリングまでご相談ください。