外からの視線が気にならないリビングで快適に過ごそう

家を建てる際、都心部に近いほど隣の家や周辺の家との距離が近いことはよくあります。そこで気になるのが近くの家や外を歩く人の視線。外からの視線を気にせずに家を建てると、入居してから視線に気付いて生活しづらく感じることもあるかもしれません。

 

特に家族みんなで過ごすリビングにおいて外からの視線が気にならないような家づくりをするポイントをご紹介します。

 

◼ 外からの視線は意外と気になる

家づくりをする際に重視するポイントは人それぞれですが、外からの視線を予防することは盲点になりやすいかもしれません。生活を始めてから「視線を気にして家づくりをすれば良かった…」と後悔することのないようにしたいですよね。

 

・隣の家と視線が合う

外からの視線が気になる場合、隣の家と視線が合うというケースがよくあります。特に都心部で家を建てる場合は隣の家との距離が近いことが多いため、窓の高さや位置が同じだとどうしても視線が気になってしまうもの。

 

先に隣の家が建っている状態で家づくりをする場合、視線を合わせないためにもマナー的にも窓の高さや位置に注意するようにしましょう。

 

・家の前の道路からの視線

家の前の道路を歩く人や車からの視線が気になることも。家の前の道路が広いと車通りが多いこともあり、交差点の近くであれば信号待ちの車からの視線が気になることもあるかもしれません。

 

道が狭くても歩行者から家の中が見えてしまうようでは落ち着いて生活できませんよね。家の中への日当たりや風通し、開放感を確保しつつ視線が気にならないような家づくりをしたいものです。

 

・洗濯物が丸見え

ベランダやバルコニー、庭の位置や向き、目隠しの設置方法によっては、洗濯物が丸見えになってしまうことがあります。またリビングから見える位置に洗濯物を干す場合、来客時に気になることも。

 

洗濯物を見られても特に気にならないと思う方や、気になる衣類だけ部屋干ししているという方は気にしなくても良いかもしれませんが、洗濯物の見え方が気になる場合は家づくりの際に留意しておくようにしましょう。

 

◼ 視線が気にならないリビングにするために

隣の家や道からの視線が気にならないリビングにするためには、どのようなことに注意すると良いのでしょうか。家づくりの前にポイントをチェックしておきましょう。

 

・窓の高さや位置に注意

隣の家の視線が気にならないような家にするためには、窓の高さや位置に注意することが大切です。隣の家と同じ高さ・同じ位置に窓があると、どうしても視線が合ってしまいますよね。窓を開けにくくなってしまうと快適なリビングではなくなってしまいます。

 

隣の家の窓の高さを把握した上で、隣の家と面している側ではリビングの高い位置や低い位置に窓を設置するようにしましょう。高い位置に窓を設置すると太陽光を取り入れやすいため、明るいリビングにすることができます。

 

・目隠しを作る

外からの視線を遮るためには、目隠しを作るのも手です。窓の高さや位置を変えるだけではどうにもできない場合、フェンスや植栽などで目隠しを作ってみると視線を遮られるかもしれません。

 

・庭に植物を植える

庭は1階部分にあるため、近隣の家からだけではなく外を歩く人からの視線も気になることがあるはず。せっかく庭があるのであれば、フェンスなどの外構で囲いすぎると開放感がなくなってしまいますよね。そういうときには植物を植えると程よく視線を遮ることができます。

 

・家の向きを隣の家とずらす

家の向きを隣と同じにすると、視線が合ってしまう可能性が高くなります。設計次第ですが、家の向きを隣の家とずらすことで視線が合わないようにうまく工夫できることも。隣の家とどちらも気持ち良く生活できるような設計にしてくれるような業者を選ぶようにしましょう。

 

・2階リビングにする

隣の家が1階にリビングがある場合、2階にリビングを配置することで生活空間をずらすことができます。逆に隣の家が2階リビングの場合は1階にリビングを配置すると良いでしょう。

 

どちらの場合も、視線をずらすことだけではなく日当たりや風通しが確保できるかどうかも考慮する必要があります。主な生活空間がずれるだけでも、視線が合う可能性が低くなるため、お互いに無理なく視線を気にせず暮らすことができます。

 

・洗濯物への対策

ベランダやバルコニーの柵は隙間があればあるほど太陽光は入りますが、その分視線は気になってしまいます。視線が気にならないように壁でベランダやバルコニーを覆うと視線は気にならないものの圧迫感が出てしまいます。庭も同じく目隠しフェンスなどを使って程よく視線を逸らしたいですよね。植栽を使うのも視線を逸らす方法の一つです。

 

来客時に部屋干しが気になる可能性がある場合、サンルームやランドリールームを作ったり、洗面所に部屋干しできるような設備を整えたりすると良いかもしれません。

 

◼ 視線が気にならないリビングでの注意点

視線が気にならないリビングを作るためには、その他にも注意しておきたいポイントがあります。

 

・日当たりや風通し

視線が気になる場合、窓を減らしたり目隠しを設置したりという方法が浮かびやすいものです。しかし視線を気にするあまり、日当たりや風通しが悪くなってしまうことも考えられます。家がどんよりと暗くなってしまうことのないよう、日当たりや風通しにも考慮しながら家づくりを行うようにしましょう。

 

視線を逸らしつつ日当たりや風通しの良い家にできるように、腕の良い信頼できる設計事務所を見つけると安心です。

 

・生活や家事の動線

視線が気にならない家も快適ですが、生活や家事の動線も忘れてはなりません。設計次第で動線を良くすることができるため、家族の生活に沿った動線、家事をスムーズにできる動線を想定しながら家づくりをするようにしましょう。

 

◼ 視線が気にならないリビングの事例

こちらの事例はプライバシーを重視した設計になっており、住宅街の中でも外からの視線を気にすることなくのびのびと暮らすことができます。白い外壁と無垢材の板張りというシンプル&ナチュラルな外観。

 

外から見ると窓が少なく感じられますが、吹き抜けや天窓から光が差し込むのでリビングへの日当たりは抜群です。窓の位置を高くすることで、外からの視線を遮られる設計に。

 

リビングはテラスにつながっており、階段を数段降りると芝生が広がっています。芝生の向こう側は壁になっていますが、光が差し込むようになっています。それでいて外からの視線が入ってこないため、リビングのブラインドを開けたままでも過ごすことができます。

実際の施工事例はこちら

 

おしゃれな外観でプライバシーを守りつつ日当たりや風通しも確保できるようないいとこどりの家。ホームスタイリングでは他にもたくさんの事例があるので、ぜひ参考にしてみてください。

ホームスタイリングによる建築事例一覧はこちら

 

◼  まとめ

隣の家や前の道からの視線が気になると、リビングで快適に過ごすことができませんよね。そこで家づくりの際に知っておきたい、外からの視線を逸らすためのポイントをご紹介してきました。実際の事例も参考にしながら、視線が気にならない家づくりを行いましょう。

 

ホームスタイリングでは、お客様のご要望に最大限お応えしつつ、ときに斬新なアイディアも織り交ぜながらプランをご提案いたします。横浜や湘南で注文住宅をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。