住み心地の良い家にするために、収納は新築時から考えておこう

マイホームを建てる際、住み心地の良い家にしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。間取りや設備選び、インテリアなどはもちろん、収納も住み心地に大きく関わってきます。

 

収納は住み始めてから使いやすいように見直していくことはできますが、収納スペースとして使う場所やどのくらいの広さにするかといったことは新築時に決めておく必要があります。そこで新築時から考えておきたい収納とその事例についてご紹介します。

 

◼ 新築時から考えておきたい収納

住み始めてから収納を使いやすいように定期的に見直すことは大切ですが、そう頻繁にできるものではありませんし、一から見直すのはなかなか根気のいる作業になりますよね。そのため住み心地の良い家にするためには、新築時は収納スペースをじっくり考えるタイミングだといえます。

 

どの空間にどのくらいの広さの収納が必要なのかを見極めるためには、持ち物の数や種類を把握しておく必要があります。マイホームに引っ越す前に物を減らしつつ、収納したい場所を明確にしていくようにしましょう。

 

その際、物を使うときの自分のスタイルを知り、自分に合った収納にすることで住み続けてもきれいな状態を維持することができます。

 

◼ 間取りごとの収納事例

収納スペースをどこに設けると良いのか、どのようなスペースにすると良いのか、など具体的なイメージを膨らませるためにも、間取りごとの収納事例をご紹介します。

 

・玄関収納

玄関は家に入ったときに一番に目に入る場所。靴だけではなく、自転車やベビーカー、コート、マスクなど出先で必要なものをまとめて置いて置けると便利です。玄関に何を置いておきたいかによって、靴箱やシューズクロークなど収納の種類を決めるようにしましょう。

 

Connect House

こちらの玄関は、入って左手に玄関ホール、正面にシューズクロークというつくりになっています。正面にシューズクロークがあると、来客時の視線が気になるのでは?と思われるかもしれませんが、ドアが付いているため必要なときだけ開け閉めすることができます。靴がたくさんあっても困らないくらいの広さがあり、上の方に棚が取り付けられているため、下の方に大きなものを収納するスペースも確保できます。

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BOX House

玄関からと家の中から、どちらからもアクセスできるシューズクローク。靴だけではなく趣味のバイクで使うヘルメットやアウターなども収納できるスペースになっています。

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・リビング収納

リビングは家族が集まる場所なので、家族みんなが使うものやお子様のもの、日常的に使うものなど、収納しておくと便利なものがたくさんあるはず。収納家具を置くこともできますが、開放感のある空間にしたい場合は収納スペースを併設したり造作家具を設置したりする選択肢も。

 

鎌倉山ガレージハウス

収納スペースを併設するタイプではなく、ダイニングテーブルの横に棚を設置して使用頻度の高いものを収納。ダイニングとリビングが近いため、収納に手が届きやすく使い勝手の良い空間になっています。

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借景の家

テレビ台と飾り棚がひと続きになっていて、統一感のある収納。テレビ台の収納は目隠しがあるため生活感のあるものを隠すことができますし、飾り棚の方は好きな小物や雑貨を飾っておしゃれな空間にすることができます。

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・和室収納

洋風の家の中にも、リビング横に和室を併設することがよくあります。テーブルとタンス、床の間などを配置することが多いですが、和室に大容量の収納を確保することも。

 

HI・RA・YA

和の雰囲気というよりもモダンな印象の強いこちらの和室は、窓のまわりに大容量の収納スペースを確保。開き戸の中にはたくさんの本が並んでおり、和室で寛ぐときに読むことができます。

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・スタディコーナー収納

テレワーク化が進む中、リビングや自室で仕事をする方もいるかもしれませんが、家族で共有のスタディコーナーを使用するというケースもあります。家族それぞれが仕事や勉強をできる空間として使用するスタディコーナーでは、分かりやすい収納にしておきたいものです。

 

陽の抜け道のある家

階段の踊り場にはスタディコーナーがあり、奥はパソコンスペース、手前はお子様の勉強スペースとして使用できるようになっています。パソコンスペース横には大容量の収納があり、本やランドセル、パソコン関係の小物、プリンターなどスタディコーナーで使うものをひとまとめにすることができます。

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・階段下収納

階段下はデッドスペースになりがちですが、収納スペースとして活用することもできます。週のスペースを確保するのが難しい場合、階段下を活かす設計も視野に入れてみてください。

 

茅ヶ崎のアトリエ

階段下と廊下がつながるスペースを、家族みんなが支える書斎スペースに。中庭からの光が注ぎ込むフリースペースとして階段下を活用することもできます。

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・趣味のための収納

家族それぞれの部屋を設けることも多いかもしれませんが、プライベート空間でこだわりの物をこだわりの収納に並べると気分も上がるはず。自分だけで楽しみたい場合は個室に、家族や来客とも共有したい場合は共有スペースに設置するなど楽しみ方によって場所を選ぶようにしましょう。

 

トータスハウス

個室に大容量の作り付けの本棚を設置した事例です。本や音楽が好きな方は、個室に作り付けの本棚を設置してみてはいかがでしょうか。家族で過ごす場所では家族との時間を大切にして、個室では自分の趣味に没頭できるのも素敵な過ごし方ですよね。

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眺望を活かした家

趣味のものを個室に並べることもできますが、こちらは玄関ホールという共有スペースに趣味で集めたミニカーを飾れる棚を設置。趣味が同じお友達などの来客があった時に盛り上がることができます。

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・パントリー

キッチンは、食材や調理器具、調理家電、消耗品のストックなど収納するべきものがたくさんある箇所の一つ。システムキッチンの収納や食器棚だけでは収納が足りないことも多いかもしれませんが、そんなときにキッチン近くにパントリーがあると嬉しいですよね。

 

La Nature Maison

ステンレスと木目を組み合わせたおしゃれなキッチンの奥には、大容量のパントリーが併設されています。常温の食品や消耗品のストック、ゴミ箱などたくさんのものを収納でき、来客時には扉を閉めると隠すことができます。

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・洗面所収納

洗面所は、お風呂に入る際の脱衣所や身支度を行う場所、洗濯を行う家事室などさまざまな役割があります。タオルや着替え、化粧品、洗濯用品、消耗品など収納しておきたいものもたくさん。収納によって使い勝手や家事動線にも関わってくるため、慎重に収納を検討するようにしましょう。

 

鎌倉山GATE HOUSE

おしゃれな造作洗面台の奥には、ランドリースペースとして使用できる広い空間が広がっています。洗面台下は扉のない収納ですが、見えても生活感が出にくいような工夫がされています。奥のランドリースペースには大容量の収納があり、洗濯用品や消耗品をたっぷり収納することができます。

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◼  まとめ

新築時には、住み始めてからの生活を具体的にイメージした上で収納を慎重に考えたいもの。ホームスタイリングで実際に施工した事例の中から、収納に特化した事例をたくさんご紹介してきました。

 

ホームスタイリングでは横浜や湘南で注文住宅の設計を行なっておりますので、家づくりや収納に関してお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。電話やメールでのお問い合わせもお待ちしております。